2007年03月22日

テストの受けとめ方

B君が中1の時のことです。国語だけがどうしても点数が伸びないという悩みを抱えていました。B君に限らず、テストの点数が伸びずに悩む生徒は後を絶ちません。しかし、テストに対しての受けとめ方をもう一度見直してみたいと思いました。
B君に、国語のテスト結果を持ってきてもらい、学校のワークと出題範囲を見比べてもらうことにしました。学校の先生が出される出題範囲をどのくらい自分がカバーしていたのか、どのくらい前からテスト対策をやり始めていたのか、覚えるべきことを完璧になるまで覚えたのか、そういったことをチェックしてもらい、次のテストに向かう計画をその時に作ってもらうことにしました。次のテスト以降で結果が変わっていったのは言うまでもありませんでした。
このように、テストをやりっぱなしにして、振り返らないことは非常にもったいないことだと言えます。テストに限らず、私達の人生に降りかかる出来事のすべては、出来事が終わった後から次への挑戦が始まるのではないでしょうか。
テストの点数が良くても、「ああ、良かった。もう大丈夫」と思えば、そこで停滞してしまうかもしれません。点数が悪くても、本当にどこが足りなかったか、自分の結果をつぶさに検証し、改善点を見出してゆくならば、必ず半年、1年後には、大きな成長をしてゆくことは間違いないことだと思います。こうした人生の智慧ともいえるものを、勉強を通して身につけてゆくことを私たちは願っています。

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