2008年11月28日

これは言わないで! NG集 その5

●テレビはなるべく見ない、ゲームもなるべくしないようにしましょう。

テレビは、本当に見たい番組だけを見るようにし、それ以外はこまめに消すようにしましょう。よく、うちの子どもはだらしないと嘆くお母さんも多いものですが、ただなんとなくテレビがいつもついている状態にしているご家庭の子どもさんは、けじめなく、だらだらとながら勉強をするケースが多いようです。また、ゲームの時間も制限したいものです。最大でも90分以内におさえましょう。ゲームの時間が長いほど、勉強ができなくなる割合は増してゆきます。勉強の時間が少なくなるという以上に、集中力が短い、切れやすい、忘れ物が多い、ケアレスミスが多い、というお子さんに育つことが多いようです。

●テレビでも、ゲームでも、暴力性の強いものは、絶対にNGです。

ニュースやドラマでもこうしたものを見せた場合、子どもが小さいほど、弊害は大きいといえます。脳が発達段階の途上にある小学5・6年生までこうした映像を見せると、現実との境がわからなくなり、ゲーム感覚で現実に行動を移してしまいます。
  


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2008年11月26日

これは言わないで! NG集 その4

●「よかったね。でも、次は。○○点を取れるようにがんばろうね」という言い方はNG

テストが前回より上がって、子どもが喜んで帰って来て見せてくれた時、「よかったね。でも、次は。○○点を取れるようにがんばろうね」という言い方はNGです。この思いの中には、本当には親が「良かった」とは思っていないことが伝わります。親にすれば、ほめているつもりかもしれないのですが、子どもにとれば、「やはり、これでは駄目だと思っているんだ。ちっともほめてくれない」と思うでしょう。見た瞬間に、「良かったね」「えらいぞ」とほめてあげましょう。残念なところがあれば、「惜しい!」「前より、良くなったじゃない」と、励ましてあげましょう。共に喜びを分かち合うことが、とても大切であると思います。

●読む本を押し付けるのはNG

お子さんに読む本を押し付けるのはNG。さらに、3年生だから3年生用の本を読ませるのもNG.。読みたい本は、自分で選ばせること。そして、本は買って差し上げてください、  


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2008年11月21日

これは言わないで! NG集 その3

これは言わないで! NG集 その3

・「○○高校くらい行けなかったらどうするの。」というのもNGです。
この言葉の奥に「恥ずかしい。世間体が悪い。近所の人に何て思われるか」という思いがあったら、絶対NGです。子どもたちは、世間体のために高校に行くんだな、というお母さんの思いをストレートに受けとめます。人に馬鹿にされないために勉強というものや高校というものがあるんだと思うでしょう。お母さんの見栄のために自分は勉強をさせられているんだと思うことでしょう。いったん、そのフレージングを持ってしまうと、「親のために勉強をさせられているかわいそうな私」というスタンスとなり、苦しくなると、人のせいにして、自分で道を切り開けない子どもになってしまいます。勉強ができないだけでなく、将来、嫌なことがあったらすぐにくるりと背を向けて、逃げてゆく「生きる力」のない子どもになってしまいます。

・「ちゃんとしなさい。」「しっかりしなさい。」「頼りないなあ」はNGです。
この言葉の奥に「できなければだめ」という思いがあるかもしれないからです。子どもたちは、できなければ価値がない、すなわちできる・できないで人間の価値が決まると刷り込まれるでしょう。大切なのは、できない自分でも存在自体が大切で尊ばれているというメッセージです。その気持ちを深く抱いた子どもは、精神が安定します。愛されているという実感が、子どもたちを成長の土台です。完成された人間などいないと思います。誰もが発展途上であり、未熟を抱えた存在であることを認めながら、それでも最高の努力をしつつ、成長する過程にこそ輝きがあるのではないかと思います。ここで、誤解を避けたいのは、できることがいけないということではありません。可能性を引き出すために、可能性を阻む言葉を避けていただきたいということです。
  


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2008年11月19日

これは言わないで! NG集 その2

・「勉強しなさい」と言って、親はテレビやレンタルビデオを見ている。これはNG。
子どもに勉強させたいなら、お父さんやお母さんは音や映像を消さないといけません。一緒に、横でご自分の本を読まれたり、ご自身の勉強をされることが、一番大切です。子どもは親の後姿を真似しているだけなのですから。

・「ね。だから言ったでしょ。わかった?。」はNGです。
この言葉の奥には「どう。私(お父さんまたはお母さん)はすごいでしょう。」という優位の思いであったり、「どうだ、まいったか。私は正しい」というどちらが正しいかを決めて、「相手をやり込めることが価値のあること」という価値観を子どもに植え付けてしまいます。どちらの場合も、子どもたちは、友達に対して、同じように話をし、人間関係をつくってゆくでしょう。前者の場合であれば、「私はできる。」という見方をし、友達を見下すことになり、友達からは反感をもたれるために、友達が離れてしまうことになってしまいます。後者の場合であれば、常に人間関係は闘いであり、言い負かされたらおしまいと思って、相手がまいったというまで人を責め続けることになります。そうすると、都合の悪いことがあると人のせいにしてしまい、自分で責任を負うことができず、自分には非がなかったということだけ、正しさの主張だけに人生を費やしてしまうことになりかねないかもしれません。

  


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2008年11月16日

これは言わないで! NG集 その1

これは言わないで! NG集 その1

・「早くしなさい!」これはNG。

この言葉の奥には「早くすることが大切。遅いことは価値がないこと。」という気持ちが伝わるかもしれません。大人からすれば、そういうつもりはなくても、子どもたちは言葉の奥にある思いを敏感に感じ取ります。早くしなさいといわれ続けた子どもは、言われるまで、何もしません。さらに、言われた時だけ、あせって、早くすることだけを考えています。あせってパニックを起こしてしまう子に育ってしまいます。急がなくても「ゆっくり、じっくり、ていねいに」をモットーに行なうことを教えましょう。

・「こんな問題も解けないの?」「こんなこともわからないの?」はNG。

この言葉の奥には、「この程度の問題は解けて当然。あなたは、当然のこともできない基準以下の人間である。」というメッセージが伝わってしまいます。子どもにとれば、これほど自分の存在が「生きる意味のない存在。価値のない人間」という受けとめ方をしてしまうかもしれません。解けないには解けない原因があります。特に、算数の応用問題や文章題などは、学校でいきなり式をたてることを要求されるため、子どもたちは頭の中で、文章をイメージ化させようとします。それは、脳が発達段階の小学生のうちは、してはいけないことだと思います。文章を一文一文、どういうことを書いてあるのかを絵や図に直してゆくことから始めましょう。解けなくても、考える力をこのようにして引き出してあげることができます。そして、自分の力で発見して解けた時、どれほどの自信につながるでしょうか。子どもは信じられてこそ、可能性を引き出すことができるのではないでしょうか。
  


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